路線価の下落率から、今後の不動産投資の収益性を占う(第303回)
路線価が7月1日に発表されました。
以下引用
前年比5.5%下落に 09年路線価
asahi.com
国税庁は7月1日、09年分路線価を発表した。
それによると、全国47都道府県の県庁所在都市の最高路線価は、
前年よりも下落した都市が39、横ばいが8で、上昇した都市はなかった。
全標準宅地(約37万地点)の平均は1平米当たり(以下同じ)13万7,000円となり、
前年比5.5%下落した。
なお、最高路線価が最も高かったのは、24年連続で東京都中央区銀座5丁目の
鳩居堂前となり、3,120万円だった。
引用終わり
だいたい予測どおりの発表でした。
では、路線価の値下がりが
不動産収益にどのように
影響があるか考えて見ます。
表面利回り10%の物件を例に考えてみます。
路線価下落まで考慮した利回りは
こんな感じになります。
表面利回り 10%
↓ 経費等考慮
FCR 8%
↓ 金利分考慮
CF利回り 5%
↓ 税金分考慮
税引き後CF 3.5%
利回り
↓ 路線価下落分
路線価下落 ????
調整後利回り
今年の全国平均で考えると
5.5%マイナスするので
路線価考慮後の利回りは
−2%となってしまいます。
逆に5.5%上がったならば
利回りは9%ということになります。
かなり単純化しているので
ピッタリ正確ではありません。
実際は物件の内の土地分に
対しての下落率ですので
5.5%まるまる収益が
悪化するわけではありません。
ただし、路線価の下落が投資収益に
どのように影響するかを理解して
いただくにはわかりやすいと思います。
路線価下落から見えてくるものは
◆ 『路線価が値下がりする場所ならば
下落分を相殺するだけの利回りが必要』
OR
◆ 『利回りがソコソコしかないならば
路線価が下落していかない
場所の選択が必要』
どちらかの条件が必要であることが
わかります。
この視点で考えると、
なぜ、『都心の利回りが低いか』
『地方の利回りが高いか』の
理由がハッキリ見えてきます。
インカムゲインだけが、ここ数年注目されていますが
不動産投資をする場合は
インカムとキャピタル両方の視点を持って
投資をしないといけないことがよくわかります。
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